家計簿をつけようといざ始めてみたものの、どうやって項目を決めようかな…と悩みませんか?
そんな時はぜひ、誰かのマネをしてみてください。マネをしてみてから、コツがつかめたらカスタマイズすれば良いのです。
今回は、家計簿の項目を分ける時にオススメの方法と参考一覧表のご紹介です。
実際どのように使っているか、どんな考え方で項目をわけているかという事も書きますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
家計簿の項目は年間まとめをした時に見やすいようにする
ちはぎのパッと見家計簿の考え方は、「年間のまとめ表」(かっこよく言うと年間収支表)をいかに見やすくするか、まとめやすくするかです。
年間のまとめ(年間収支表)が見やすいと、
- どんな項目でお金を沢山つかっているのか整理しやすい
- 前月・翌月との比較しやすい
- 春夏秋冬のシーズン毎にまとめやすい
というようなメリットがあります。
整理・比較・まとめを繰り返す事が、節約のヒントをくれたり、貯金のスピードがアップしたりします。
だからといって、買い物をするたびに、いきなり「年間のまとめ表」に記入するのは…どうでしょう。
ちはぎ
家計簿は年間収支表のために書く
家計簿は「年間のまとめ表」を作るために
- 日々の買い物をまとめる
- 週ごとにまとめる
- 月毎に集計する
- 年間のまとめをする
ちはぎ
これが、家計簿の基本的な仕組みです。
「年間のまとめ」や「月のまとめ」をした時に、支出の項目が用途によって整理されていれば、何が原因で赤字なのか、貯金ができていないかを探しやすいです。
家計簿の最終目的はそこです。
家計簿の項目を振り分ける時に迷いませんか?
例えば大根を買いました。
これはどの項目にしますか?
厳密には食料、野菜費などに入れている人もいるかと思いますが、3つとも正解ですよ~。
大根なら簡単なんですが、それがソースだったら?
食費?調味料代?…あれ?ってなります。
コンビニでおにぎりを買ってきて、家で食べたらどうでしょう。
ちはぎ
迷いますよね(-_-;)
家計簿の項目で迷わないために、記事を書きました!
家計簿の項目は大カテゴリと小カテゴリがある
家計簿の支出項目は大カテゴリと小カテゴリに分けると年間のまとめが上手くまとまります。
大カテゴリは3つで、その中に小カテゴリで小分けするイメージです。
- 固定費
- 特別出費
- 生活費
固定費・特別出費・生活費の3つが大カテゴリです。
さらに、何が原因かを探しやすくするために小カテゴリが、つまり項目で集計する事になります。
大カテゴリと小カテゴリをマスターしてしまえば、家計簿の項目に悩むことはありませんよ。
家計簿の項目一覧表
家計簿をつけるうえで、何か参考になる一覧表があれば、もっと振り分けがラクになります。
誰かのマネをしてみてください。
これからご紹介する、一覧表をぜひマネしてみてくださいね。
今回は、私の家計簿概念をかえてくれた、初心者向けのこちらの家計簿にならって一覧表をまとめます。
生活費の項目
項目 | 用途 |
---|---|
食費 | 家での食材費 |
日用品 | 洗剤・トイレットペーパー等の消耗品・おむつ代 |
衣服・美容費 | 洋服・化粧品・美容院代 |
娯楽費 | 外食代・ちょっとしたお茶代・イベント費用 |
交通費 | ガソリン代・バス代・電車代 |
教育費 | 無(固定費に振り分ける為) |
医療費 | 治療代・家の置き薬 |
交際費 | 手土産代・飲み会代 |
こづかい | お小遣い |
その他 | なるべく使わない |
設定の項目を必ず使う必要はありません、自分に必要なければ使わないという選択もあります。
固定費の項目
項目 | 用途 |
---|---|
住居費 | 家賃・住宅ローン・駐車場代 |
電気代 | 電気 |
水道代 | 水道 |
ガス代 | ガス・灯油代 |
通信費 | 固定電話・ネット回線代 |
携帯電話代 | 携帯・スマホ代 |
ぜひ追加したい固定費
項目 | 用途 |
---|---|
保険費 | 生命保険・火災保険・自動車保険等 |
税金 | 固定資産税・自動車税 |
教育費 | 保育料等、教育機関に支払う物・習い事の費用 |
特別出費の項目
項目 | 用途 |
---|---|
冠婚葬祭 | 冠婚葬祭にかかった費用 |
他 | 来年以降も支払う可能性がないもの。 数年に1度の費用もこちら |
家計簿の項目を増やしたい?
ここからは、家計簿の項目を追加する時に、「どこに追加するといいのか」という考え方をまとめていきます。
大カテゴリにわける
「年間のまとめ表」では、すでに書いてある通り、支出の部分は大きく3つに分かれています。
固定費・特別出費・生活費でしたね。
この3つのどれかに、七五三の出費3万円を入れるわけです。
さぁ!どうぞ!
そうなんです。
これは固定費なの?生活費なの?特別出費なの?という所で迷いがでます。
自分のスタイルが出来てしまえば、どうってことないですが、慣れるまでが大変ですよね。
そこでオススメなのが、消去法で振り分ける方法です。
家計簿の項目を消去法で振り分ける
大カテゴリで迷う場合は、消去法で決めています。
- 固定費かどうか判断する
- 特別出費かどうか判断する
- 1.2でなければ生活費に振り分ける
というような手順です。
1.固定費かどうか判断する
まずは、固定費の区別ポイントをこんな感じに考えてみてね。
固定費の区別ポイント
- 毎月支払う項目は固定費
- 年間で必ず納付する税金は固定費
- 年払契約の保険料は固定費
毎月必ず支払うであろう住居費用、光熱費、携帯電話・スマホ代、保育料は固定費にします。
また、固定資産税や自動車税の税金も固定費です。
なぜかというと、年に1度しか支払いませんが、生活環境が変わらない限り、来年もその次の年も支払う可能性が高いからです。
そして、年払いで年に1度まとめて支払をしている項目も固定費です。
例えば家の火災保険料、自動車保険料がこれに当たります。
これは、毎月支払う物では無い。税金でも・保険料でもないです。
ですから、固定費ではありません。
2.特別出費かどうか判断する
特別出費の区別ポイント
- 冠婚葬祭にかかった費用
- 来年以降も支払う可能性がないものは特別出費
特別出費の考え方は、この2点です。
冠婚葬祭は年間を通して予測できない、回数が予測できない為特別出費です。
もう1点は、来年以降も支払う可能性がないものは特別出費。
我が家の場合は、子供の初節句祝いの費用、高額な家具を買い替えた費用を、特別出費にしています。
入学・卒業式の費用も特別出費です。
ちはぎ
七五三は、数年に1度、1人当たり2~3回の出費です。
ですが、来年以降も支払う可能性はないので、特別出費。
七五三の出費3万は、特別出費に書きます。
3.生活費かどうか判断する
固定費でも特別出費でもなければ、それは生活費です。
日常的に使う項目がこれに当たります。
別名やりくり費とも言いますが、毎日の食費・日用品、医者の治療費、おこづかいといった項目がこちらです。
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家計簿の項目を振り分ける時の注意点
家計簿を家計管理に活用させる為の注意点を書きます。
これは、過去に私が実際やってしまった体験談なので、ぜひ参考にしてみてください~。
- 項目の数を増やしてしまう
- つけ方を月毎にコロコロ変える
- しっかり管理しようと頑張りすぎない
項目を増やす前に考えてみる
家計簿で家計管理をはじめようとする時は、やる気に満ち溢れているので、ついつい項目を増やしてしまいがちです。
食費でも、食費と調味料費を分けようとしてませんか?
でもちょっと待ってください!
ちはぎ
なぜなら、項目が増えすぎると家計簿をつける作業がメインになってしまうからです。
家計簿はつける事が目的ではありません。
家計簿を振り返って、「なぜ貯金が増えたの?減ったの?」という疑問と答えをみつけるためです。
家計簿はざっくり、分析こそが大切です!
ですから項目を増やす前に、本当に増やすかどうか、一度立ち止まってみてください。
ちなみに、調味料は個人的に、食費と一緒でいいんじゃないかな~と考えます。
レシートから調味料だけを拾い出して、足し算してメモする時間で、調味料がいつ・どこで・どのくらい安いのかをメモするほうが効果的だからです。
項目をコロコロ変える
先月は「日用品」に振り分けて、今月は「衣服・美容費」に振り分ける。それでもイマイチだから、来月は違う項目に振り分ける。…という事はしないほうが良いです。
家計簿をつける目的の1つに「年間のまとめ表」で数字を比べる事があります。
コロコロを項目を変える事で、どんな原因で出費が多くなったのかわからなくなるからです。
家計管理には、見比べる事・対比させる事が重要だと考えているので、項目の見直しは次の年に考えます。
しっかり管理しようと頑張りすぎない
やる気まんまんで徹底的に家計簿をつけ始めても、途中で面倒になります。
ちはぎ
明日、家計簿をつけよう、次の休みに家計簿をまとめて書こう…と後回しにすればするほど、きっと書くのを辞めてしまうでしょう。
自分がこれを、毎日、2・3日に1回、週に1回…と続けていけるか?と想像してみてください。
家計簿を項目毎に分ける理由
冒頭で、こんな事を書きました。
私の家計簿は、「年間のまとめ表」(かっこよく言うと年間収支表)をいかに見やすくするか、まとめやすくするかを重点的に考えています。
項目ごとに分ける事でのメリットをこのように書きました。
- どんな項目でお金を沢山つかっているのか整理しやすい
- 前月・翌月との比較しやすい
- 春夏秋冬のシーズン毎にまとめやすい
整理・比較・まとめを繰り返す事が、節約のヒントをくれたり、貯金のスピードがアップしたりします。
ヒントになる理由、貯金スピードがアップする理由を書きます。
お金を使った理由を明確にできる
前月と今月を比較した時に、「お金が増えた!」と喜びがあるとモチベーションがあります。反対に、「貯金するお金が無かった…」「むしろ赤字だった」となる月もあるでしょう。
その時に、項目で管理していれば、「なぜ?」貯金ができたんだろう。「なぜ?」貯金ができなかったんだろう。の答えを見つける事ができます。
たまたま今月は貯金できたから、また来月なんとなく貯金しよう~。と考えている間は、貯金は増えません。
貯金が増えた理由、貯金が減った理由を探すために項目を整理する事は大切です。
無駄遣いを見つけやすくする
貯金が増えた、減った理由を探すために項目を分けるとお伝えしました。
そうする事で、無駄遣いを見つけやすくするメリットがあります。
もし、家計簿を項目ごとに分けなければ、何にお金を使いすぎたのかわからないままです。
無駄遣いをやめようという気持ちになれる
無駄遣いの原因をみつけてしまえば、お金を使う時に「今無駄遣いしようとしている!」と気づく事ができます。
家計簿につけるよりも前に、「無駄」を感覚でわかるようになるので、本当に必要な物かどうかを考えるようになります。
ですから、家計簿では項目ごとにグループ分けをして、どんな項目で沢山お金を使っているのかを明確にする必要があります。
家計簿をどんな項目で分けるかで貯金額は変わる
家計簿の項目を分ける時に、どのような項目で分けるかで貯金額は変わります。
まずはマネするところから、ぜひ初めてみてください。
家計簿の項目で迷うくらいなら、まずはマネする事から始めてみよう!
マネしているうちに、自分なりのコツがつかめてくるはず。
最初から完璧な家計簿なんてありえないですよ~。
人も生き物、お金も生き物です。迷っている今が、家計簿の始め時!!
ではまたね。
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